「1次呼吸する脳脊髄液」 (脳に栄養と酸素を与える液体)
●「脳へ栄養を送っているもの」って何でしょう?
そりゃあ「脳へ行っている血管だろう!」・・・その通り!でも、それだけじゃ無いんです。
前回「脳はお豆腐のようにプカプカ浮いている」て言いましたね。
そのプカプカ浮いている液体を「脳脊髄液」ということもお話しまし
た。
●実は、この「脳脊髄液」が、脳を包み込んで、
外側から「脳に栄養を送っている」らしいのです。
まるで、お母さんのおなかの中でユラユラと浮かぶ「胎児」のように
「脳」は脳脊髄液の中に浮かんでいます。
脳脊髄液は、「一日450cc」程度が、脳の中の「側脳室」という
隙間で作られ、脳をまず包み込みます。このあと脳を包んだ残りが
「脊髄」の方へ流れていき、やがて「仙骨」の先端近くまで
流れて行くのです。
●脳は頭蓋骨の内側のくも膜までの隙間は、120〜150cc」程度しかありませんから、
1日に生産される「脳脊髄液は隙間の3倍程度の量」になります。
つまり、脳脊髄液は、「1日」「3回」程度、頭蓋骨の内側のてっぺんのくも膜の静脈から吸収されて
全身へ分布されます。 先ほどの「脳を包んだ残り」の脳脊髄液は、脊髄の方へ流れていきますが、
その流れは極めて緩やかです。
●このとき、脳と頭蓋骨の隙間に一杯になった
「脳脊髄液」が頭蓋骨を内側から押して「頭蓋骨」を
膨らませて、そのあと、ふくらみが戻る時に、
脊髄の方へ脳脊髄液を押し出していきます。
(頭蓋骨がこの1次呼吸でたて・横に動くのです)
これは、肺呼吸の横隔膜の力を使わない
「収縮」と「膨張」ですので、お母さんのおなかの中で
「肺に空気が入る前から行われていた」「1次呼吸」と
いわれる運動なのです。
肺呼吸は、おんぎゃ〜と生まれてから「肺」に空気が入ってから肺で呼吸を始めます。
この呼吸は「生まれ出た」後から始まるので・・・1次呼吸の次の呼吸という意味で・・・
「2次呼吸」と呼ばれています。
●この「脳」と「脊髄」の間を行ったりきたりする「脳脊髄液」の移動は強力な肺呼吸に比べて、
きわめてゆっくりと「小さな」力で行われています。
この動きを止めようとおもったら、僅か「十数グラム」で止めてしまうことができると言われています。
その「脳脊髄液」の「循環」は「1分間」に「6回〜12回」というゆっくりな流れなのです。
この「6回〜12回」の流れと同じ周期で「暖ぼ〜る」は優しく指先を「マッサージ」するように
空気圧で抑えるのです。
「指先」は、自律神経の末端。・・・言わば、指先を刺激すると脳の末端を刺激していることに
なるのですね。
●たかが「自律神経」とあなどること無かれ!ですね。
(続く)
【参考情報】
脳脊髄液の生成場所と循環 http://www.perfect-craniology.jp/profile2.html
脳脊髄液減少と耳鳴り http://www.33nari-ts.net/kyumei/sekizuieki.html