【若者よ!時代を作れ!第5回】
【ドイツの空の下で】 「外国にきて学ぶことは…」
日本人にかぎったことではないが、外の国から見てみると自分の国がよくわかる。
いま、私は、ドイツのデュッセルドルフ市内にある、ビジネスホテルに泊まっている。
一泊6000円くらいの中堅のビジネスホテルだ。
毎回来て驚くのは、とにかく実用的だ。当然だが、ビジネスホテルでチップは必要ない。
最初の頃、私は知らずにベッドメイキングの都度、枕の下に置いておいたが、
いつもそのままにしてあった。
バスに乗ってみた。こちらにはこちらのルールがある。それさえ判れば何も問題がない。
基本的にドライバーは旅行者に親切だ。行き先が分からず私が運転中に質問すると、
目的地近くにきたら、「ここだ」「ここだ」とドイツ語で何度も言いながら身振り手振りで教えてくれた。
宿泊したホテルでは、ほとんど英語は通じなかった。
ドイツだ から当たり前だが・・・これが楽しい。
一階のレストランで、料金込みの朝食(私は朝は食べないのだが)を摂りに降りていくと、
「グーテンモーゲン」と中年のスタッフがにこやかに声をかけてくれた。
支払いのことで、英語が不得意な女性スタッフとやりとりしていたら、そばにいた中年の男性までが
やってきて、これはこう言っているんじゃないか…とついには3人がやってきた私の支払いのために
助け船をだしてくれた。
まるで昔の下町に来た雰囲気だ。
私の目的の家に着いたとき、その家に普段は同居していないお母さんと初めて会った。
大柄なお母さんが私にとにかく世話を焼いてくれた。
「もっとパイをたべない!アイスクリームはどう?(私も食べるから)」
結局、彼女が焼いてくれた「チェリーパイ」を4切れも食べることになった!
彼女の名誉のために言うが、嫌々食べたのではない。本当においしかったのだ。
私の今回の渡独は、ある女性に会うためだ。彼女は元気に出迎えてくれた。
「希望」という言葉と共に、私はいつも彼女を思いだす。
そして今回、私が彼女らから得たもう一つの「言葉」は…「信頼」だった。
「信頼」が無くなったら、世界はどんなに住みにくいだろう。
国家が違えど、人種が違えども、「同じ」なのだ。
こ文章を書いている今、私はまだドイツにいる。
私は、国家や国民を超えた友達をみなさんにも持ってほしい。
そのとき初めて、世界は分かりあえる…と心底感じることができるだろう。
【今月のメッセージ】
「海外は自分の目で確かめよう。TVや雑誌の情報はあまりに部分だ」
清水美裕