【エクボの独り言 第12回】 全12回連続で「エクボ」の中のことをお話してまいりましょう。
【最後まで諦めない ⇒ 社員への思い】
どこまでが真実かはわからないが、私は「トロイア」の遺跡を発掘したという「シュリーマン」の自伝が
好きだ。遺跡の持ち出しなどでトラブルはあったようだが、最後まで諦めないことが結果を生むという
行動には感服する。もし彼が、最後のひと掘りを諦めて自国へ帰ってしまっていたら・・・
1873年の「プリアモスの黄金」(トロイアの黄金)の発見は無かっただろう。彼は、自分の信念を
疑わなかった。その途中で、従者や「金でやとった」者が彼の信じるものを疑ったときでも。
常識的な時間の足りなさへの「耐力」、切羽詰った状況での「信念」・・・。
それらが相まったとき、物事は「不可能」から「可能」へと転がり始める。私の周りには何故か
諦めない人が多い。研究者、開発者、企画者・・・皆がなぜか諦めない。
私は、そんな彼らに励まされ・・・勇気をもらい、そして「まだまだだ。」と気力を奮い起こす。
私とて何度も何度も「恐怖に襲われ」「もうだめかな」と思うことも多々あった。
しかし、その都度、私は私の周りの彼らに助けられるのだ。
「なんとかなりますよ」・・・そう○○いわれると、本当に大丈夫かもしれない・・・と思い、
「ぶれずにここまでやってきたじゃないです」と言われると・・・確かにそのとおりだ・・・と思い、
「みんないっしょですよ」・・・といわれると・・・そうだな、こんなに仲間がいるんだった・・・と感じ、
「まだやることがあります」・・・といわれると・・・そうだ、まだ諦めるのは早いな・・・と
闘志がすこしづつ湧き上がってくる。人間はぜったいに1人では生きていけない。
この世界で生まれたからには、自分のためだけに自分は存在しない。
その理由が自分の悩みや、その悩みへの答えをくれる周囲の人間の思いから・・・
ひしひしと伝わってくる。 誰かの夢を生活を、そして目的を代表する意思決定者は、自分を疑っては
いけない。しかし、その前に、自分を信じて付いてきてくれる仲間を絶対に疑ってはいけないのだ。
シュリーマン・・・かれは、信念の人として有名である。
しかし、私は、彼のそばに彼の信念を支えた「人々」が必ずいたと思っている。
その「信念」が同じベクトルの「信念」という「意思」との共鳴と、「信頼」という「愛情」で繋がったとき、
おそらく「奇跡」と多くの人が呼ぶ偉業が成し遂げられるのではないだろうか。
少なくとも私は、そう信じている。
清水美裕