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代表コラム 2007年3月

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【不可能を可能にするテクニック】

子供の頃、将来は「○○になりたい」、そんな夢をもった時代が皆さんにも無かったでしょうか・・・。 

私が学生時代をすごした1960年代〜1980年代は、「進学」という競争が一段と激しくなり始めていた
頃でした。・・・私は漠然と、自分がやりたいことは早くから決めていました。 

社会人になり、世の中の競争という他者を思いやってはいけない環境に追い込まれるうちに、
「力」をこめて他の力に打ち勝つような「常識」を教育され始めたころ、ふと、私の中の本当の私が
氾濫を起こしました。 
「違う」・・・そう私の中の声は「怒鳴って」いました。多分、殆どの人はその声を無視して、
「何考えているんだ。そんな夢みたいなこと言っていたらこの社会じゃ生きていけない」・・・と、
その声を感覚を「麻痺」させて「教育」された習慣を押し通すのかもしれません。

その結果、殆どの人が経験する「現象」・・・それが体調の不調です。
身体を最適な状態に保とうとする自分の中の自律機能(恒常性)をはるかに超えた負荷がかかったらどうなるでしょう。
・・・元に戻ろうとする自律機能の限界を超えた「自分の体」はその大きな負荷に耐え切れずに、
本来のバランス点とは違った「バランス」点を作り出すでしょう。この状態を、ストレスがかかった状態と言います。

さて、ここで本題に戻りましょう。・・・坂道を上るのと下るのではどちらが楽でしょう。

そう、もちろん下るほうです。・・・何故? それは重力に逆らわない方向だからです。
・・・私たちは普段から「重力」に逆らう方向へ身体を動かす生き方をしています。
つまり、常に「筋肉」を自分の意志で命令しないと生きていけない状態に置かれています。
これは仕方の無いことです。
でも、運動には、坂道を上る方向と下る方向があることを
思い出してください。
もし、いきなり上ろうとせず、まず坂道を重力に従って、一旦下ってから、その勢いをうまく使って、
反対の上り坂を上ったら・・・。
自分の力を何倍か効果的に使えるのではないでしょうか。

不可能は、それが「可能」であるという発想によって瞬時に「霧散」する、単に気付いていない状態を
言います。 
一見、それが非効率でも、一見それが常識と違っても、いまそこにある自然の摂理をうまく使って、
不可能という思考の執着を廃棄し、別の道へ視点を移してみては如何でしょう。

もしかしたら、一瞬前の「不可能」が、まるで昔からの常識のように「あたりまえ」に可能になっている
瞬間を手に入れることができるかもしれません。 

不可能を「可能」にするテクニックとは、不可能と考える「ストレス」を止める本来のバランスの
見つけ方と言えるかもしれませんね。 

清水美裕